
丸山貴宏
第5回
転職希望者から人材紹介会社にはさまざまな期待が寄せられます。「もっといい企業を紹介して」「面談はいらない。案件情報だけちょうだい」などとおっしゃる方がいますが、こうした要望は必ずしも転職希望者の方を幸せにするものではありません。

第4回
本来、転職コンサルタントに期待されている価値は「キャリアの相談相手」と「人材市場とのアクセス」です。ところがネット型転職の普及によって、転職コンサルタントを名乗っていても機械的にマッチングするオペレーターのような人が少なくありません。

第3回
ネットの普及は人材紹介の世界にも大きな影響を及ぼし、企業と候補者のマッチングを素早く、大量に行うことを可能にしました。ただし、ネット転職の隆盛は企業と転職希望者にメリットをもたらした反面、最近はデメリットも目につきはじめています。

第2回
ずっと転職活動をしているのにまったく内定を出してもらえず、どこにも受からない。その意味で「転職に失敗する人」がいます。一体、何が原因なのでしょうか?もっともよく見られる要因は「ちゃんと仕事をしてこなかった」です。

第1回
転職活動を一生懸命おこなって他の会社に転職できても、必ず「幸せ」になれるとは限りません。つまり、内定を獲得し他社へ移ることには成功しても、結果として不幸になってしまう人が少なからず存在するのです。

最終回
コミュニケーションは自分の話を「伝える」だけでなく、相手の話を「聞く」ことではじめて成立します。ところが面接では伝えることだけに意識が向けられがちです。では、なぜ面接においても「聞く」ことが大切なのでしょうか?

第30回
書類選考は通るのに、一次面接で6回連続落とされていた人がいました。ところがこの人は当社で実施している面接道場を受講し、あるテクニックを身に付けることで見事に内定を獲得できました。今回は、その“あるテクニック”をご紹介します。

第29回
転職で成功した人の給与カーブがどんな形か、皆さんはご存じでしょうか。実は一直線の右肩上がりではなく、ところどころで下がってはまた上昇するという形になっています。なぜ、給与がところどころで下がっているのでしょうか?

第28回
ヘッドハンティングされる「できる人」は何が違うのか。そんな質問を受けることがあります。もちろんその時々でどんなスキルや経歴の持ち主が求められるかは違いますが、そのような人にはいくつかの共通点があると私は感じています。

第27回
長い付き合いになる私の知人に、1人で年収1億円を稼ぐAさんがいます。年収1億円の人は凡人と何が違うのか。Aさんの「凄さ」の1つとして挙げられるのが人望。Aさんに依頼を受けたら、誰もが快く引き受け、全力を尽くしています。

第26回
優秀な人が「いまの会社、辞めようかな」というと、すぐ周囲から「うちに来ませんか」と声がかかります。これは「ご縁転職」と呼ばれるパターンで決して悪くない話に思えますが、意外と落とし穴があり、特に大企業出身者は注意が必要です。

第25回
毎年、定期的に健康診断をするのと同じように「キャリアの定期健康診断」を私は提唱しています。「やっていることが1年前と何も変わっていない……」。こうした症状はキャリアに黄色信号が点滅しはじめたことを意味します。

第24回
仕事柄、私は多くのエグゼクティブと接する機会があります。彼らは普通の人と何が違うのかとその生活ぶりを観察していくと、あることに気付かされます。たとえば、経営者は日常的にスポーツをやっている割合が高いという特徴があります。

第23回
転職相談会を実施すると、転職したいという強い意志はないが、いまの仕事で頑張るという決断もできていない人がいます。私はこういう方に対し、次のようにアドバイスしています。「これから3ヵ月間、期限を切って活動してはどうですか」。

第22回
キャリアの現状に不安を抱いたとき、相談するべき相手は誰か。あるいは相談を避けるべき相手は誰か。その答えは一概には言えません。普段一緒にいる同僚や家族でも、あなたと同じ世界が見えているわけではないからです。

第21回
「入社前に聞いていた話と違うんです……」。こうした相談を受けることがあります。給与や賞与が支払われないなどの明らかな約束違反があった場合は、悪質と言えますが、しかし実際にはそうではない「仕方がない」ケースが大半です。

第20回
以前、転職エージェントをしている人の間では「出羽守(でわのかみ)」という隠語がよく使われていました。これは転職して新しい職場で働き始めた際、「前の会社“では”」と言って反発を招く人を指した言葉で、明確なNGワードです。

第19回
転職をすると、前職で得た人脈を頼りにしようとするものです。しかし私は「前職で得たものは全部前の会社に置いてきなさい」と言っています。仕事で成果を残してきた人なら、名刺が手元になくとも自分の人脈になっているはずだからです。

第18回
どうすれば自分の年収が上がるか、考えたことはありますか?「いまの仕事で頑張る」といった答えが返ってくることが多いのですが、それは正しい回答ではありません。では、どうすれば年収を上げることができるでしょうか。

第17回
「希望年収はいくらですか?」。面接官は候補者に対し気軽にそう聞きますが、これは面接結果を左右しかねないかなり重い質問です。現在と同年収を希望する人が多いのですが、その答えが正解になる場合と不正解になる場合があります。
