
丸山貴宏
第45回
トップの肝いりで重要な部門の幹部として転職したものの、現場は冷淡かつ足を引っ張る人ばかりで、嫌がらせを受ける…。こんな中途入社いじめに合う人は少なくありません。しかもポジションが高いほど、いじめに合うケースは増えるのです。

第44回
今、地方創生が叫ばれる中、東京をはじめとする大都市から地方への転職が盛り上がっているかというと、そうとはいえません。Uターン・I転職に取り組む多くの人材紹介会社を見ると、かなり苦戦しているからです。

第43回
最近、転職が決まった人をあらためて見ていて気付くのが50代の転職が増えていることです。物流の専門家、社内システム構築の達人、ある分野の研究者……。その多くは高い専門性を持った、いわばスーパーオヤジというべき人たちです。

第42回
かつては超大手企業出身は、中小企業から非常に喜ばれました。しかし最近は「この人、大丈夫ですか?」と警戒した反応を受けます。大企業出身者が中小企業やベンチャー企業に転職すると、成果をあげられずにつまずいてしまうケースがあるからです。

第41回
業界や職種にもよりますが、以前は管理職経験がないことはマイナスにとらえられがちでした。しかし最近はそういうことが減っていると感じます。管理職経験より専門性や旬なテーマへの関わりがない人のほうが転職市場におけるバリューは低くなっています。

第40回
30代中盤に差しかかってくると、30代前半の頃のようなオファーが舞い込んでくることはあまりありません。ご縁を結べるのは一度だけ、チャンスはそれほど転がってはいないのです。ではどうすれば数少ないチャンスをつかめるのでしょうか。

第39回
最近「出戻り転職」を見かけるようになりました。個人の視点に立つと、出戻り転職も一つのキャリアの選択肢となる可能性はありますが、業界や企業によってその扱いはさまざま。オーナー企業では、「裏切り者」として認識されがちです。

第38回
最近、企業の評価ポイントとして価値が高まっているのが、自分の興味のある分野へ強烈に傾倒する人、いわゆる「オタク」です。バランスのとれた人より、何か尖った強みや専門性を持つ人がより高く評価される傾向にあります。

第37回
40代に入る頃から大きく個人差が出てくるようになるのが「見た目の若さ」です。「童顔」「老け顔」といった話ではなく、ここでは全身から醸し出される若々しさのことを指しています。企業は老けて見える人より、見た目の若い人のほうを欲しがります。

第36回
転職活動をしている人からのご相談で意外と多いのが、「面接での服装」に関することです。最もよくあるパターンは普段、ラフな服装で仕事をしている会社に勤めている人が「面接にはスーツを着ていかなければいけませんか?」というものです。

第35回
内定が出れば転職活動は終わりではありません。いま勤務している会社の退職手続きを終え、内定が出た会社へ入社したときに転職活動は終了します。ところが、引き継ぎを含めた退職手続きをいい加減にやったり、なかなか退職できずにいる人を見かけます。

第34回
最近、夫より妻のキャリアを優先する、いわば「嫁キャリア優先」の選択をよく見かけます。先日は妻が海外への転勤が決まったので、それに合わせて自分は勤務会社を退職し、妻と一緒に現地へ移り住み子育てに専念するという男性に出会いました。

第33回
転職活動=浮気と言われることがあります。もちろん転職は悪いことではありませんが、転職活動が会社側に知られると、軋轢が生じるケースがよくあります。では、会社の上司や同僚に気づかれないよう転職活動を進めるにはどうすればよいのでしょうか。。

第32回
転職が当たり前となった現在、夫の転職を阻む「嫁ブロック」は、現在多くの人の興味を引くワードになっています。SMAPの解散騒動のときには「キムタクも嫁ブロック!?」などと報じられました。そこで今回は嫁ブロック最新事情について紹介しましょう。

第31回
人材紹介の仕事を始めてから20年以上経ちましたが、定期的に遭遇するのが候補者の「履歴書詐称」です。年に1回は遭遇します。詐称といっても幅があり、本物の詐欺師からちょっと誤魔化そうとする人、悪意はないが経歴詐称になってしまった人がいます。

第30回
SNSが普及し、一般の個人でも「炎上」するケースは珍しくもありません。SNSは不特定多数に発信するもので、自分が判断される材料の一部になるという認識は欠かせなくなりました。では企業は中途採用活動において、個人のSNSをどう見ているでしょうか。

第29回
たくさん面接をしていると、誰もが知っているサービスや製品について「あの製品・サービスをつくったのは私です」と言う人に出会うことがあります。本当なら凄いことになりますが、面白いのは同じ主張をする別の人がけっこう現れたりすることです。

第28回
面接の最後に「何か質問はありませんか」と候補者の方に尋ねたとき、面接官が返答に困る質問をしてくる人がいます。「私の評価はいかがでしょうか」「この面接で、私をどうご判断されましたか」。あなたはこんな質問をした経験はないでしょうか。

第27回
企業の募集要項を見て「この会社は良さそうだ」と思っても、使われている言葉の意味を知らないと条件を誤解してしまい、転職した後に「聞いていた話と違う!」となってしまいかねないので注意が必要です。よくあるのは「週休2日制」に関する誤解です。

第26回
本当の退職理由を面接で話してよいものか。そんな迷いを持つ転職希望者がたくさんいます。退職理由はたいてい、ネガティブなものだからです。本番の面接ではなく人材紹介会社の面談ですら、最初から本当の退職理由を教えてくれる候補者はあまりいません。
