
鈴木貴博
第22回
東京のタクシーの初乗り運賃が現在の730円から410円へと引き下げられることになるようだ。これから具体的な手続きに入るが、今年末には都内のタクシーは新料金へと変更になる見込みだ。ではこの料金体系の変更で、タクシーの利用は変わるのか?

第21回
自動車メーカーの富士重工の株主総会で、2017年4月1日に社名を株式会社SUBARU(スバル)に変更することが正式決定された。しかし富士重工ぐらい歴史も知名度もある会社が社名変更をする意味はどこにあるのだろう?

第20回
7月10日投開票の参議院議員選挙は、18歳に選挙権が引き下げられての初めての全国的な国政選挙になる。未成年の場合、知識不足でいきなり選挙ということになって、意外とこれまでになかった新しいリスク行動が頻発する可能性はないだろうか?

第19回
6月14日、JTBの顧客情報793万人分のデータが外部に流出したことが明らかになった。ある意味でありふれた事件だと感じるかもしれない。ところが、この事件、あなたにもいつ関係することになるかわからない恐ろしい手口が使われていた。

第18回
舛添都知事の政治資金問題の一連の釈明会見で、論理がわかりにくいという声をよく聞く。実はコンサルタントの私にとってはこの「言葉遣い」はとてもわかりやすい。せっかくなので今回は舛添要一語録の解読の仕方について説明したいと思う。

第17回
復帰間近と思われたベッキーの復帰が足踏み状態にある。しかしこれは時間をかければ解決できる問題だ。では復帰後のベッキーはどうなるのか?実はまだ大きな課題が残っている。芸能人「ベッキー」の商品価値が今回の騒動で傷ついてしまったからだ。

第16回
5月23日に共同通信から「看板ファミマへ1年前倒し サークルKとサンクス」という見出しの記事が配信され、ネットを中心に消費者からの嘆きの声が聞こえてくる。しかし、サークルKサンクスの消滅はコンビニ再編の序章に過ぎないのだ。

第15回
グーグルが開発したAIの「アルファ碁」が、世界最高峰の囲碁の棋士を破った。この件で、たぶん世界中の「ある職業」の人が気づいたことがある。それは「この特長をもつAIを最初に『われわれの仕事の世界』に投入した者が、巨額の富を得るだろう」と。

第14回
2年ほど前、「回転寿司業界に危機が来た」という報道が相次いだことがあった。しかし、いまだに回転寿司は絶好調である。そこで今回は危機説の根拠とされてきた5つの都市伝説を戦略コンサルタントの視点で検証してみたい。

第13回
石原慎太郎氏がかつての政敵・田中角栄元総理について書いた本『天才』がベストセラーになっている。それ以外にも田中角栄本がつぎつぎ出版されている。なぜ今、田中角栄がブームなのか?そこには今の日本が抱える闇が存在しているように感じられる。

第12回
年収1000万円でも下流老人になる人が増えている。年収1000万円の頃には気づいていないのだが、そのときの贅沢な生活は毎月安定したフローで給料が入ってくるから成立している。この環境が突然変わると、環境変化についていけなくなり下流に転落する。

第11回
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文CEOが退任した。尊敬していただけに、退任会見で後継者を悪しざまに言う様子を見て、鈴木氏の老いを感じて残念だった。さて、今回、経営陣が交代することで王者セブンに新たな死角が生まれることはないのか?

第10回
吉野家ホールディングスは2016年2月期の連結営業利益が前期比54%の減益になったと発表した。原因は、暖冬の影響と食材費の価格上昇が影響したことだというが、週1~2回通う吉野家ファンの私は、どうやらそれだけではないと見ている。

第9回
政府は反ダンピング申請要件の緩和を緊急決定した。今後、海外から日本市場に不当に安いダンピング製品が流れ込んだ場合、日本企業が反ダンピング課税申請をしやすくなる。実はこのニュース、日本にとって大きな方針転換を示すビッグニュースだ。

第8回
2016年3月30日、スターバックスコーヒー丸の内新東京ビル店でアルコール販売が始まった。これは2010年にアメリカで始まり、昨年イギリスでも開始されたスターバックスの新しいスタイル「STARBUCKS EVENINGS」の日本導入第一号店ということだ。

第7回
いよいよ3月26日に北海道新幹線が開業する。東京と新函館が4時間2分でつながるというこの新幹線、少し評判が悪い。「料金が高い」「新函館の駅が函館から遠い」といった具合だ。といっても「だから北海道新幹線はダメだ」という見方は少し間違っている。

第6回
2016年3月4日の朝、何の前触れもなく不思議な現象が起きた。金曜日に新聞と一緒に配達されるユニクロのチラシから「週末限定価格商品」が消えてしまったのだ。これはいったいどういうことなのか、可能性を探ってみたいと思う。

第5回
今秋の米大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ候補、民主党のヒラリー・クリントン候補とサンダース候補の3名に絞られたといっていい。日本では誰もそうなると考えていないようだが、トランプ大統領が誕生する確率が一番高いと私は考えている。

第4回
ネット上でロボット虐待についての論議が巻き起こっている。ネットには虐待をめぐる賛否の声が上がっているが、私がお話したいのは、その点ではない。ロボット工学の進化とそれがかかえる新しいリスクについての話をしたいと思う。

第3回
今の時代、最も低リスク高リターンの資産運用は何だろう?この質問に、私は経済の専門家として3つの答えを用意している。「身も蓋もない話」と「知っておいて損はないけれど悪い話」と「私が実際にやっている話」の3つだ。
