鈴木貴博
第11回
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文CEOが退任した。尊敬していただけに、退任会見で後継者を悪しざまに言う様子を見て、鈴木氏の老いを感じて残念だった。さて、今回、経営陣が交代することで王者セブンに新たな死角が生まれることはないのか?

第10回
吉野家ホールディングスは2016年2月期の連結営業利益が前期比54%の減益になったと発表した。原因は、暖冬の影響と食材費の価格上昇が影響したことだというが、週1~2回通う吉野家ファンの私は、どうやらそれだけではないと見ている。

第9回
政府は反ダンピング申請要件の緩和を緊急決定した。今後、海外から日本市場に不当に安いダンピング製品が流れ込んだ場合、日本企業が反ダンピング課税申請をしやすくなる。実はこのニュース、日本にとって大きな方針転換を示すビッグニュースだ。

第8回
2016年3月30日、スターバックスコーヒー丸の内新東京ビル店でアルコール販売が始まった。これは2010年にアメリカで始まり、昨年イギリスでも開始されたスターバックスの新しいスタイル「STARBUCKS EVENINGS」の日本導入第一号店ということだ。

第7回
いよいよ3月26日に北海道新幹線が開業する。東京と新函館が4時間2分でつながるというこの新幹線、少し評判が悪い。「料金が高い」「新函館の駅が函館から遠い」といった具合だ。といっても「だから北海道新幹線はダメだ」という見方は少し間違っている。

第6回
2016年3月4日の朝、何の前触れもなく不思議な現象が起きた。金曜日に新聞と一緒に配達されるユニクロのチラシから「週末限定価格商品」が消えてしまったのだ。これはいったいどういうことなのか、可能性を探ってみたいと思う。

第5回
今秋の米大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ候補、民主党のヒラリー・クリントン候補とサンダース候補の3名に絞られたといっていい。日本では誰もそうなると考えていないようだが、トランプ大統領が誕生する確率が一番高いと私は考えている。

第4回
ネット上でロボット虐待についての論議が巻き起こっている。ネットには虐待をめぐる賛否の声が上がっているが、私がお話したいのは、その点ではない。ロボット工学の進化とそれがかかえる新しいリスクについての話をしたいと思う。

第3回
今の時代、最も低リスク高リターンの資産運用は何だろう?この質問に、私は経済の専門家として3つの答えを用意している。「身も蓋もない話」と「知っておいて損はないけれど悪い話」と「私が実際にやっている話」の3つだ。

第2回
「アベノミクスは失敗だ」とすでに未来を憂うる声が強い。そんな中、アメリカで書かれたグローバルトレンドを先取りした書籍では「日本は『過去』の国になるが、唯一、高齢者向けビジネスには希望がある」と書かれている。果たして、信じてよいものか。

第1回
日本マクドナルドの2015年12月期通期の連結決算は最終損失が347億円と過去最大の赤字額となったそうだ。経済の専門家はマクドナルドの回復には時間がかかると皆思っている。実は同社、同じく苦境に陥ったソニーと、ちょっとした類似点がある。

第1回
経営戦略論はクイズから学べ!
ヒット書籍の制作裏話を著者に明かしてもらう「あのヒット書籍はこうして作られた」シリーズ。第一回は『戦略思考トレーニング』シリーズが累計15万部のヒットを記録している鈴木貴博氏の登場。
