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安倍元首相殺傷事件から「暴力の動機」が変わった?【政治テロから社会的承認へ】
安部元首相の暗殺事件から1年経たずして、社会学者・宮台真司氏の襲撃事件や、岸田首相襲撃事件が起こった。同様に社会から孤立した人が起こした秋葉原歩行者天国での事件のように無差別な殺傷から打って変わって、ターゲットが個人に特定化される事件が多発している。そこには、政治的テロリズムとは言い難い、覚悟のなさや未熟さがあった。

「受験塾に行かず、通信教育だけで中学受験は可能?」プロの答えは
「詰め込み」「偏差値」というイメージが強い中学受験。思い切って「偏差値」というものさしから一度離れて、中学受験を考えてみては――。こう提案するのは、探究学習の第一人者である矢萩邦彦さんと、「きょうこ先生」としておなじみのプロ家庭教師・安浪京子さんです。今回は塾なし受験についてのご相談です。

恋人をストーカー化させず、円満に別れる方法とは【脳内科医が指南】
別れ話は、相手の気持ちを考えて曖昧な言葉で優しく伝える人も多いが、脳内科医で、「脳の学校」の代表や加藤プラチナクリニックの院長も務める加藤俊徳さんは、「上手に別れたいなら、別れたい理由を明確にわかりやすく伝えることが大切。相手の脳が『縁の切れ目』『今までと違う』と理解できるようにはっきりと示すのがポイント」と話す。

全国に蔓延「刑務所の食事よりひどい給食」の実態~エビフライはゼロに、急増したのは切り干し大根…
全国で給食調理業務を請け負ってきた「ホーユー」が夏休み明けに突然、給食の提供を停止した問題では、学校関係者や保護者から怒りや不安の声が上がった。『学校給食 食育の期待と食のはざまで』の著者で、「学校給食ニュース」の編集責任者でもある牧下圭貴(けいき)さんは「学校給食を『たかが子どもの昼飯』ととらえる自治体や地方議会が多い。それがこの問題の根底にある」と指摘する。

他者の視線を過剰に気にする子どもの増加と、バブル以降導入「成果主義」の関係
1990年代のバブル崩壊からしきりに「能力主義・成果主義」が叫ばれ、「もらい過ぎ」をむしり取ることに人々が熱中するようになった日本。これが影響し、今の日本では他者の視線を過剰に気にする子どもたちが増えているのではないだろうか。政治学者の白井聡氏と哲学者・内田樹氏の新著『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』の中では、バブル以降の査定主義について語られている。同著から一部を抜粋、再編集し、対談形式で紹介する。

高齢の親の実家を片付ける方法をプロが伝授「床に散らかっている物は親がよく使っている物」
高齢の親の実家の片付けをして「親とケンカになってしまった」という人は意外と多い。実家の片付けは、どこから手をつけて、どのように片づければ、スムーズにできるのだろうか?介護福祉士として介護の現場で働いた経験を持つ、片づけヘルパーの永井美穂さんによると、実家の片付けは親に寄り添うことが大切だそうだ。プロに教わった、実家の片付けの手順やコツを紹介する。

「好きなことだけしてちゃダメ?」と子どもに聞かれたら何と答えるか【孫泰蔵×藤原和博】
ミステリアスな表紙に、「好きなことだけしてちゃダメですか?」という刺激的な帯のコピー。えっ?そんなこと許されるの?『冒険の書――AI時代のアンラーニング』の著者である“連続起業家”の孫泰蔵さんに、『学校がウソくさい――新時代の教育改造ルール』の著者である藤原さんが、その真意を訊く対談が実現。旧知のふたりが「学び」について語り合った。

令和になって「スリ」が激減した意外な理由
スリの件数が大幅に減少している。もちろん、ここでの「スリ」は「往来・乗物などで、他人の金品などを掠め取ること。また、その盗人」を指す。1993年には年約3万件もの発生が確認されていたが、2018年になると約3000件と激減。そこには、日本人の“ライフスタイル”の変化が大きく影響していた。

未婚化は1975年から始まった、家族社会学者が指摘していた研究者やマスコミの“過ち”
少子化の大きな要因となっている「未婚化」。中央大学教授で家族社会学者の山田昌弘氏は、1975年にはその傾向はあったと指摘する。

「民泊」副業で売上2000万円!スゴ腕女性が教える、民泊を始めるための6ステップ
コロナ禍が落ち着いた今春から訪日外国人数は右肩上がりに増えている。その中で伸びているビジネスの一つが民泊。どのように運営しているのだろうか。

【シン・男がつらいよ】結婚をあきらめたマザコン中年の末路
出世競争や家庭問題など、さまよう中年たち。そんな彼らのなかには母親を唯一無二の存在として再認識する人もいる。中年になってからマザコン化するのだ。「そうした男たちは母親から操られている」と話すのは、長年、男性の生きづらさを取材している近畿大学教授でジャーナリストの奥田祥子氏だ。そんなマザコン中年の末路とは。

大地震で「在宅避難」サバイバル、手薄なのはトイレの備え、災害前の準備と発災後の手順
関東大震災から100年。今一度、防災への備えを見直したい。在宅避難を想定した場合、整えておきたい準備のなかでも、特にトイレの備えが重要だ。

“テスト”は百害あって一利なし~なぜ「学校」はできたのか
18世紀からの産業化に伴い社会に出るために必要な知識を学ぶ“学校”が作られた。その知識を生きるためにどう役立てるかという価値観から、近代になってからはいつのまにかテストで良い成績を取ること自体に価値があるという発想に陥っていった。手段と目的が入れかわってしまったのである。慶應義塾大学教授・安藤寿康氏の新著『教育は遺伝に勝てるか?』から一部を抜粋、再編集し、“学校”とは何かを紹介する。

「結婚=ゴール」はもう古い?~「契約結婚」はなぜ令和ドラマの一大潮流になったのか
昔からテレビドラマにおいて「結婚」は、ドラマを盛り上げる重要なテーマとして機能してきたが、ここ1~2年で「契約結婚」をはじめとする、さまざまなバリエーションの“結婚”が描かれている。では、なぜ最近になってドラマで契約結婚がクローズアップされるようになったのか。

15歳から変わる遺伝と環境のバランス、「非行」は環境の影響「犯罪」は遺伝が関わる
行動遺伝学者の安藤寿康氏は、たばこ、アルコール、麻薬などの物質依存や非行や犯罪に関する遺伝と環境の影響について、家庭環境の影響があるものも少なくはないと示している。同氏の新著『教育は遺伝に勝てるか?』から一部を抜粋、再編集し、環境による非行と犯罪への影響と遺伝子の関わりを紹介する。

日本の家事と育児は大変すぎる!アメリカ人の家族と過ごしてわかった必要・不必要の境目
アメリカ人の義理の母と妹と過ごすことで家事育児の負担がぐんと減った。それは、ふたりの家事育児のやり方がいい意味でローコストだったから。改めて、日本人的な生活って家事育児の負担が大きいよなあと気づかされた、帰国ママのバイリンガル子育て奮闘記。

記憶のメカニズムを利用して驚くほど効率よく勉強できる「ポモドーロテクニック」とは
知識を手に入れるには、時間がかかってしまいます。そこで、ここでは、効率良く記憶するためのテクニックをいくつかご紹介します。

「台風で田んぼを見に行く」人の行動はなぜ?不注意が原因とは限らない
「台風襲来時に川や畑、田んぼを見に行って亡くなった人」のニュースを見て、不思議に思ったことはないだろうか。医師によると、危険だとわかっているのにわざわざ見に行く人は、気象条件の影響でパニック状態に陥っている可能性もあるという。命を落としかねない行動の意外な引き金とは……。

自分の「勉強」の効率をさらに上げるために、頼れるものは人にでもロボットにでも任せるべき
「勉強」するにあたって、苦手なことに関しては、他者に任せて外注してしまおう、と最近出版された『9割の「努力」をやめ、真に必要な一点に集中する勉強の戦略』の著者・岡健作さんはいいます。差し当たって、「勉強法」は、自分で組み立てるのではなく、昔から培われてきた王道の勉強法に頼ることから始めましょう。「ぼくが考えたさいきょうの勉強法」などは不要です。さらに詳しいことを同書から一部抜粋、再編集してご紹介します。

経済活動が正常化でも増える倒産、飲食業は「過去最多」の可能性、背景に何があるのか
ようやくコロナ禍を抜け出し、経済活動も正常化したというムードが強まっている。ところが、足元では経営に行き詰まって力尽きる企業が急増中だ。
