
The Wall Street Journal

スイス金融大手クレディ・スイスのトマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)は昨年のトップ就任以降、最優先課題の1つとしてリスクテークの抑制に取り組んできた。だが、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントと英金融ベンチャーのグリーンシル・キャピタルという、2つの巨大危機に直撃されるのを未然に防ぐことはできなかった。














ドナルド・トランプ氏が表舞台を去れば、世界が米国の利害に共感すると考えていた人々は、過去2カ月間に厳しい現実を思い知らされた。その一例となった直近の出来事は、先週末の中国とイランの合意だ。米国の敵対勢力が、戦略的野望を推進するために連携した。


ウォール街で過労を強いられている投資銀行のジュニアスタッフに対して、たいていの人は親身な同情を寄せたりしないかもしれない。だが彼らの懸念は、この業界の利益急増に関する興味深い問題を投資家に提起している。

【香港】原材料価格が上昇し、サプライチェーン(供給網)の制約が長引く中、中国の輸出業者の多くは外国向け製品の値上げに駆り立てられている。これを受け、世界的なインフレ圧力が強まるとの懸念も高まっている。

