2020.8.12 同性婚を認めたタイで盛り上がる「新たなビジネス」への期待とは LGBTなど性的少数者に寛容なタイで、同性婚カップルに対し一般の男女の夫婦と同等の権利を認める法案が閣議決定された。このチャンスをビジネスにも活用しようという動きが一部で始まっている。
2020.7.31 ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏、評価一転で大統領就任に暗雲の理由 11月に改選を迎えるミャンマーの総選挙が7月20日、立候補の受け付けを開始した。8月7日に締め切られ、11月8日の投票日までの長い選挙戦が始まる。最大の関心はアウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が改憲に必要な4分の3を確保して…
2020.7.2 日本が900億円を投じたミャンマー経済特区、12年たっても荒野のまま 日本が8億ドル(約900億円)を出資したミャンマー南東部にある「ダウェー経済特区」。人口30万人の巨大工業都市を造るという壮大な計画だが、事業開始から12年がたった今も、開発は一向に進んでいない。赤土の荒野が広がる現地を取材した。
2020.7.2 マレーシアの権力闘争の長期化で、高まる民族衝突リスク 香港がイギリスから中国に返還された日の翌日1997年7月2日は、タイの通貨バーツが、米ドルに連動するドルペッグ制から変動相場制に移行し、アジア通貨危機が始まった日である。それは間もなくアジア各国に波及し、一斉にアジア売りが始まる。バブル…
2020.6.18 タイで創業81年の日本料理店、親子3代で紡いだ歴史とは 6月18日は「海外移住の日」である。今から1世紀以上前の1908年6月、日本人781人を乗せた「笠戸丸」がブラジルのサントス港に到着。海外移民時代の幕開けを告げた。以降、日本からの海外移住者は増え、やがてアジアやオセアニアなどにも広がる。商用…
2020.6.1 新型コロナによる観光客激減で、タイの日本人ご用達病院が苦境 新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かった東南アジアのタイ。3月26日に発令された非常事態宣言も早ければ6月には見直され、日常の暮らしが戻ってくる見通しだ。こうした中、コロナ収束に大きく貢献し、日頃から現地で暮らす駐在日本人の“駆け…
2020.5.25 新型コロナでタイの病院が、医療崩壊を起こさない理由 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、東南アジアのタイで民間病院を中心とした医療水準の“高さ”に関心が高まっている。医療設備も欧米並みで、かねてアジア一円の富裕層らが熱心に医療観光(メディカルツーリズム)に訪れていたところ、ウイルス…
2020.5.22 タイ航空が経営破綻した、「自業自得」の理由とは 新型コロナウイルスの感染拡大で世界各国の航空会社が運休を続ける中、タイのナショナルフラッグである「タイ国際航空」が経営破綻した。負債総額は昨年末時点の約2450億バーツ(約8300億円)から、最終的には日本円で1兆円近くにまで膨らむ可能性…
2020.5.11 新型コロナ「第2波」の引き金として、タイが恐れる問題とは 新型コロナウイルスの感染拡大を抑制しつつあるタイで、経済活動の再開と国民生活の復旧に向けた動きが本格化しようとしている。政府は5月3日以降、一部商業施設の営業を再開。徐々に規制緩和を実施していく方針だ。だが、ネックとして立ちはだかる…
2020.4.27 コロナで富豪20人に寄付を要請、タイ首相が繰り出すトンデモ対策 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、行政機関が最も頭を悩めるのが、休業要請などと引き換えに行われる補償問題だ。対象や範囲を厳格化すれば給付は遅れ、かといって緩和すれば必要とされる財源が巨額となるなど悩みは尽きない。
2020.4.15 新型コロナで「水掛け祭り」延期、タイ国内で高まる不満 水鉄砲やバケツを使って豪快に水を掛け合い、新年(旧正月)を祝うタイの「ソンクラーン」。日本語で単純に「水掛け祭り」とも呼ばれるそれは、隣国のミャンマーやラオスにも存在し、1年のうちで最も盛大に行われる酷暑の年中行事だ。ところが今年…
2020.4.10 緊急事態宣言下の日本人が知るべき、タイの非常事態宣言で起きたこと 「満を持して」という表現が今の日本の大方の声なのだろう。4月7日発令された緊急事態宣言。安倍首相は「欧米のような都市封鎖(ロックダウン)にはならない」と強調し、国民に冷静な行動と協力を呼びかけた。だが、街では若者を中心に「守らなくて…
2020.4.2 ドン・キホーテが非常事態宣言下のタイで出店する深い事情 新型コロナウイルスの感染拡大に揺れる東南アジアのタイ。感染者はほぼ連日にわたって100人を超え、マレーシアと並ぶ多発感染国となっている。こうした中、バンコクの中心部で3月31日、タイ国内2店舗目、アジア全域としては11店舗目となる「DON DON…
2020.3.26 タイが新型コロナで非常事態宣言に至った本当の理由 「どういうことだ!これでは地方でクラスターが発生してしまうではないか!」。3月22日午後、王宮にも近い首相府の首相執務室。扉のすぐ外で待機していた側近の役人たちは、プラユット首相のあまりの怒号の大きさに思わず顔を見合わせた。いたたま…
2020.3.20 コロナ直撃でタイの日本人社会も悲鳴、歓楽街は真っ暗・帰国できない… 「入場客にはアルコール消毒を義務づけるなど衛生管理もしっかりしてきたのに、問答無用で営業差し止め。こんなことができるのは政権が軍主導だから。現場の努力をよく見てから判断してほしかった」。こう憤って話すのは、タイ・バンコク屈指の歓楽…