上岡陽江

ダルク女性ハウス代表/精神保健福祉士

1957年生まれ。子どもの頃から重度のぜんそくがあり、小学校6年から中学3年まで入院生活を送る中で処方薬依存と摂食障害に。19歳以降、アルコール依存症を併発。その後、26歳のとき、回復プログラムをもつ施設「マック」につながる。1991年、友人とともに、薬物・アルコール依存をもつ女性をサポートする「ダルク女性ハウス」を設立、いまに至る。

また、当事者への支援に加え、援助職への研修やスーパーバイジングなども務める。2016年4月、国際麻薬特別総会(UNGASS)に政府代表団顧問として参加。2018年より東京大学・熊谷晋一郎研究室における当事者研究事業に協力研究員として参加。

共著書に、『Don’t you?~私もだよ~からだのことを話してみました』(ダルク女性ハウス)『その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち』(大嶋栄子と、医学書院「ケアをひらく」)『被害と加害をとらえなおす―虐待について語るということ』(信田さよ子、シャナ・キャンベルと、春秋社)『ハームリダクションとは何か―薬物問題に対する、あるひとつの社会的選択』(松本俊彦、古藤吾郎らと、中外医学社)『ひとりでがんばってしまうあなたのための子育ての本―「ダルク女性ハウス」から学ぶこと・気づくこと』(熊谷晋一郎らと、ジャパンマニシスト社)などがある。

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