清水 洋
【永遠の課題】仕事を奪われた人々に政府が「お金」を配ることは良いのか、悪いのか?
イノベーションは社会に大きな効能をもたらす一方で、職にあぶれる人を生み出し、格差も拡大させる。イノベーションを促進させるのと同時に、格差是正を考えることも必要だ。格差是正に対し、どう対処すべきなのか。※本稿は、清水洋『イノベーションの科学 創造する人・破壊される人』(中公新書)の一部を抜粋・編集したものです。

「AIに仕事を奪われるのは自己責任」弱者救済の責任感が薄れていく“残酷な社会”の出現
AIの普及により多くの仕事が失われるといわれる。こうしたイノベーションによって職を失う人に対し「努力を怠ったからだ」と切り捨てる人も少なくない。こうした自己責任の考え方はいつから広がったのか。※本稿は、清水洋『イノベーションの科学 創造する人・破壊される人』(中公新書)の一部を抜粋・編集したものです。

戦後日本企業の「すごい働き方」、機械に仕事を奪われても社員の“暴動”が起きなかったのはなぜ?
さまざまな仕事がAIによって失われると指摘されているが、過去のイノベーションにおいても、スキルのある労働者たちが仕事を失ってきた。代表的なのが18世紀の産業革命である。イノベーションによる変化への抵抗や対応について、過去の事例を紹介しよう。※本稿は、清水洋『イノベーションの科学 創造する人・破壊される人』(中公新書)の一部を抜粋・編集したものです。
