時候の挨拶(前文)がすんだら、本題(主文)に入るが、主文を始めるときは話題の転換の接続詞「さて」をつかうのが便利だ。
開始や変更を知らせる挨拶状や通知状では、「このたび」「さて、このたび」などと書くことが多い。
伝え聞いた事柄についてお祝いやお見舞いを言うときは、「承りますれば」「うかがいましたところ」と書くと切り出しやすい。
すでに先方も知っている事柄について、その先のことを言うときは「かねてより~しておりました~は」という言い方もよくつかわれる。
事前に電話してあったことについて書くときは「先日お電話でご相談致しました~について」などと切り出す。
主文の切り出し
主文の切り出し用語をまとめると、
「さて、さて早速ながら、このたび、承りますれば、」
「うかがいましたところ、」
「かねてより、先日、先般」
となる。
末文の書き方
末文は、手紙文のしめくくりとして結語の前に置かれ、用件を再確認する役割をもっている。
ビジネス文書では省かれることが多くなっているが、末文を書くことで手紙のすわりがよくなることもあるので、活用しよう。
末文の慣用表現は次のとおりだ。