SNSで料理写真の投稿、マラソン大会出場…
プラスに転換できた人たちの“目的”づくりとは

 単身赴任の人の場合、多くのビジネスパーソンが気にしている、残業等で平日の夜が遅くなったときの食べ方(過ごし方)が問題になるのではなく、週末の長い時間の使い方が肝心です。

「自分ひとりの自由時間が増える」ことには当然、メリットもあります。転勤するまでは家族と暮らしていて、料理は奥さんに任せきりで包丁を握ったことすらない、という人が自炊を始めるのはかなりハードルが高いですが、単身赴任になったのをきっかけに料理のスキルと健康体を手に入れた人もいます。

 プラスに転換することができた人たちの共通点は“目的”を持っていたことです。

 たとえば、料理に目覚めた人の中には、“家族にメールする際の写真を撮るために”お弁当を作っている人や、特定の対象がいなくても、“FecebookなどSNSに投稿する”ことによって、周囲の反応を楽しみに、疲れたときでも料理をする習慣がついたという人もいます。

 SNS疲れを心配しましたが、投稿への反応の有無にかかわらず、写真に残すことで自分の料理の腕が上がっていく様を形に残せる楽しさがあるそうです。確かに、時系列で写真を見せてもらうと、「写真に残す」ことで彩りに気を遣うようになり、見た目も栄養のバランスもよくなっていることがわかります。はまると、とことんこだわることができる、というのは男性の特徴かもしれませんね。

 また、料理をすると、世代や性別を超えて、いろんな人との会話の糸口にもなります。40代や50代の男性がお弁当を自分で作ってもってきているというのは意外性がありますが、女性からすると話しかけやすくもあり、職場の女性たちとも仲良く会話している様子が印象的でした。

 家族と離れて1人時間が増えたからランニングをするようになり、“マラソン大会に出場する”という目的のために食生活に気を使うようになった人もいます。どのようなものであれ、目的を持つことで、投げやりな食生活を送らないことに繋がるでしょう。