「人を大切にする経営」に、「主語」と「目的語」を加えるとするなら、多くの社長は「自分(社長)」を主語にして考えています。
「社長が、社員を大切にする経営」
社長を主語とする限り、口では社員を大切にしているといっても、結果としては、「お金を優先した経営」にならざるをえない。
こうした会社では、社員は「大切にされている」という実感を持てません。
しかし、主語を「社員」に置き換えると、
「社員が、会社から大切にされている経営」
「社員が、会社から大切にされているという実感が持てる経営」
となります。
小さな会社が生き残るために大切なのは、「経営環境の変化に、臨機応変に対応すること」です。
社員が「会社から大切にされている」という実感さえ持てれば、いかなるピンチに陥っても、モチベーションは下がりません。
経営環境が激変しても、「火事場のバカヂカラ」を発揮して、危機を乗り切ることができるのです。