海外旅行をする際、避けては通れないのが日本円と外貨の両替だ。例えば、海外旅行先で5000の現地通貨を使ったとして、レートが2円違えば1万円もの差になる。旅の予算にも関わってくるので、賢く両替したいところだ。(ライター ミハシヤ)
いかに有利なレートで
両替するかが重要
まず、海外旅行する際の外貨両替法として一般的なのは、以下の3つといったところだろう。
(1)現金を現地通貨に両替
(2)国際ブランドのデビットカード(キャッシュカード)で現地通貨を引き出す
(3)クレジットカードで現地通貨をキャッシング
直接現金を手にするわけではないが「国際ブランドのクレジットカードやデビットカードでショッピング」というのも通貨の両替が絡んでくる。 いかに有利なレートで両替するかが大きなポイントとなるので、適用レートの概要を知っておきたい。
適用レートには
いつくか種類がある
日本円⇔外貨の両替時に適用されるレートには、いくつか種類がある。まず、覚えておきたいのは、TTMだ。これは、金融機関がインターバンクの為替レートをもとにして決定する電信相場の基準値のことで、「対顧客電信仲値相場」や「仲値」などと呼ばれる。
日本円の現金を銀行で外貨に両替する場合は、CASH SELLINGレートと呼ばれるものが適用される。例えば、三菱東京UFJ銀行の窓口で現金を両替する場合、円→米ドルのCASH SELLINGレートはTTM+2.8円、円→ユーロはTTM+4円。