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加藤孝博・マカフィー(日本法人)会長インタビュー
「インテルとのタッグで市場のパラダイムは激変。
得意の“現場主義”で次世代セキュリティを席巻する」

【第5回】 2011年9月15日
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 これは、まさにパラダイムが変わったことを意味する。技術のパラダイムが変われば、全ての常識が覆る。今、まさにそういうことが起きようとしている。インテルとマカフィーは、新しい時代の流れをつくったのだ。今はまだ具体的に話せないが、2社の強みを合わせた新製品を、今年中には発表したい。

――その過程で、これまで行なってきた企業提携の再編は考えているだろうか。

 パートナー、システムインテグレーター、OEMなどで提携している企業も倍加して儲かるようにするのが、我々の理念だ。彼らとは、これからも相互補完関係を続けていくつもりなので、むやみに再編はやらない。

モバイルとエンタープライズに注力
競合他社とはインフラのベースが違う

――ワールドワイドで圧倒的な強みを持つことになった今、マカフィー日本法人は、どんな戦略に注力していくか。

 第一に、すでに手がけているAndoroidのスマートフォンをはじめ、モバイル向けのセキュリティを圧倒的に増やしていく。

 第二に、大手企業、金融機関、政府、地方自治体など、エンタープライズ向けにフルレンジのポートフォリオ・ソリューションを提供していく。

 先にも述べたように、インテルとはモバイル分野で組む部分が大きいと思う。

――そもそもモバイル向けのセキュリティは、マカフィーが競合他社に先駆けて参入しており、一日の長がある。

 NTTドコモとは、FOMAやウィンドウズモバイル向けにセキュリティソフトを提供するなど、以前から一緒にやってきた。当初はモバイルのセキュリティが今ほど重要視されていなかったので、両社とも先見の明があったと言えるだろう。画期的なのは、研究開発のチームを日本に置いて、日本法人主導でやれたことだ。すでに1億数千万台の実績があるため、競合他社と比べてインフラのベースが違う。

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