体重とBMIでは見抜けない
「隠れ肥満」は体脂肪率で分かる

 隠れ肥満の人は、見た目では太っていると思われないような体型ですが、体脂肪率は高く出たりします。体脂肪率は食べたものによる正直な数字をはじき出すのです。

 食事を見ると、カロリーも食事量も決して過剰ではないケースも多いです。たとえば、次のような献立です。

 朝食: チーズトースト、ハムエッグ、ヨーグルト、果物、コーヒー
 昼食: きのこのパスタ、フォカッチャ、サラダ
 間食: アーモンド10粒
 夜食: 鍋(鶏、白菜、ネギ、豆腐等)

 朝食はパンとおかずを定番にしていて、お昼はパスタセット(夏はサンドイッチセット)が多いなど、洋食メニューに偏った「定番」を組み立てています。洋食は和食よりも脂質の摂取量が増えてしまいます。このケースのように「夜だけ主食抜き」の人も増えているので明らかな肥満にはならないのですが、食事が脂質の多いもので構成されています。

 食べている量の割に太ったように感じたときは、体重ほどこまめに気にする必要はありませんが、体脂肪率を測ってみたり、洋食が多くないか(間食も含め)、パスタセットのように「パスタとパン」、というW炭水化物メニューで糖質を摂りすぎていないかをチェックしてみましょう。

気を遣っているのに痩せない人は
食事内容ではなく「食卓の様子」を変えてみる

「食事には気を遣っているのに体重が落ちない」というケースもあります。毎日体重計に乗っている人にとって、体重計の数値が一向に変化しないのはかなりストレスを感じることでしょう。一体何が悪いのかと逡巡し、自分は水を飲んでも太るタイプなんだ、と思うかもしれません。そんな時は、「食事内容」ではなく「食卓の様子」に目を向けてみるのがいいでしょう。

 なぜなら、「何を食べるか」と同じくらい「どんな気持ちで食べるか」も大事だからです。「これ全部で〇〇カロリー」と罪悪感を持ちながら食べるよりも、誰かとおしゃべりをしたり、おもしろいテレビを観て笑いながら食べた方が、セロトニンが分泌されて消化酵素の働きが活性化します。そうすると、栄養素の消化吸収もよくなるのです。