「褒め合う文化」が上位企業の共通点
MVP制度などの表彰制度でやる気アップ!

 今回ベスト5にランクインした企業を見ていくと、ある共通点が見えてきます。それが「褒め合う文化」です。

 Vorkersに投稿されたサービス業に携わる社員のクチコミを見ていくと、大きなやりがいとして「お客様からの感謝」がよく目につきます。そんな社員のモチベーションを向上させ、維持するために企業は、「褒め合う」ことを大切にしているようです。つまり、お客様を満足させるサービスを提供できた社員が、上司や仲間からも評価されることで、次の質の高いサービスを生み出しているのです。では、ここでは1位と2位の企業の社員によるクチコミを見ていきましょう。

 まず1位のホテルやレストラン、ウェディングなどを手掛けるPlan・Do・Seeには、「MVP制度」があり、社内で賞賛し合う文化があるそう。また、入社年次にかかわらず、社員がチャレンジできる職場環境も社員満足度を高めているようです。

Plan・Do・See社員のクチコミ

「モチベーションをキープできる職場だと思います。上司から評価されたり、月刊MVP制度があります。アルバイト、契約社員、正社員関係なくもらえるので良いです。MVPをとると、その月にMVP食事会としてホテルのレストランで食事会ができます」(サービス、女性)

「意識の高いメンバーが多いため、周りとの競争や、努力したくなるような環境である。また、ダイニングは対お客様で、お客様の反応がすぐに返ってくる。そのため、良い悪い両方の評価がすぐに確認できるためそれがやりがいへと繋がる。あとは月間ごとに店舗ごと、全店舗でのMVPを発表したり、社内で賞賛し合う機会が多いためそれもモチベーションに繋がる」(ダイニング、男性)

 2位になったリクルートゼクシィなびにも、成績に応じた表彰制度が用意されています。また、しっかりとした教育制度、先輩や上司からのフィードバックがモチベーションにつながっているようです。

リクルートゼクシィなび社員のクチコミ

「自分の成長のためにどうしたらいいかを上司が一緒に考えてくれます。自分自身を振り返ることができるので人間としてとても成長できる環境だとは思います。結果を出せば、表彰などで評価されるのでモチベーションにもつながります。(接客、女性)」

「定期的に面談もあり、スタッフ同士で相談し合える環境にあるので、自分の強み弱みに向き合う機会自体が多いです。接客デビューするまでにも何回もロープレがあり、しゃべるスピードから相づちのタイミングなど、基礎の部分から徹底的に練習できます。それがクリアにならないと逆にデビューできないくらいです」(ブライダルアドバイザー、女性)

 今回は、サービス業の中から、社員満足度の高い企業ランキング・ベスト5を紹介しました。

 2020年の東京オリンピックを迎えるにあたり、訪日外国人がさらに増加し、ますます日本のサービス業は活況を迎え、質の高いサービスの提供が今後も重要になります。そして、そんな質の高いサービスは、社員満足度の高い企業から生まれています。質の高いサービスを提供する企業はどんな会社なのか。今後は、社員満足度にも注目して探してみると面白いのではないでしょうか。

(本記事はVorkers[ヴォーカーズ]からの提供データを元に制作しています)

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