運んだ先では、コンテナなので、外に置いておくことが可能です。コンテナは仕分けされた倉庫となって、避難所では必要な時に必要なものを取り出せばいいだけになります。これだと迅速に被災者に届きますよね!

イタリア避難所
運んだ先では、コンテナなので、外に置いておくことが可能/コンテナは仕分けされた倉庫となって避難所では必要な時に必要なものを取り出せるようになっている

 コンテナを利用すればいいのにという声は以前から、日本でもでていました。中でも、リスク対策.com主筆の中澤幸介氏も面白いアイデアを語られていました。自治会などが使っている防災倉庫、あれがコンテナになっていて、被災地にそのまま物資として送ることができればいいかもしれないねって。

 また、リスク対策.comの過去記事では、コンテナ型の備蓄倉庫が高性能焼却炉になる中国のアイデアも紹介されていました。被災地では物資が足りなくなる一方で、大量の瓦礫が発生します。コンテナ型の高性能焼却炉に必要物資を入れて現地にヘリコプターなどで運び、必要物資を出したら、その場で焼却炉にするというアイデアです。

■急拡大する中国の危機管理市場
http://www.risktaisaku.com/articles/-/149

 ということで、イタリアの避難所、いかがでしたでしょうか?ボランティアのあり方も考えさせられますね!

「テルマエ・ロマエ」では、人に優しく機能に満ちた浴場設備をイタリアに伝えたのは日本ということになっていますが、仮設住宅や避難所については、日本がイタリアから学ぶことも多そうです。

 これを機に、仮設住宅と避難所について、災害前から考えてくださる方が増えればいいなと願っています!

※今回の視察は、避難所・避難生活学会が企画しています。

あんどう りす/阪神大震災被災体験とアウトドアの知識を生かし、2003年より全国で講演活動を展開。当時誰も提唱していなかったが、現在では当たり前になっている毎日のカバンを防災仕様にというアイデアを提案。特に子育てグッズと防災グッズをイコールにしてしまうアウトドア流の実践的な内容が好評。楽しくて実践したくなる、毎日の生活を充実させるヒントがたくさんあると親たちの口コミで全国に広まり、毎年の講演回数は100回以上。著書に『りすの四季だより』(新建新聞社)がある。