「想定以上に既存事業の落ち込みが大きかった」。NECの新野隆社長は1月、中期経営計画の発表時に、実現のめどが立たず、撤回を余儀なくされた前中計についてこう語った。
新野社長の言う“既存事業”とは、NECの祖業である通信(テレコムキャリア)事業だ。
近年、NTTなど上顧客の設備投資ニーズが低調で、海外でも価格競争が激しい。2017年度の通信事業の営業利益率は0.4%にとどまった。
実は、この通信事業の落ち込みが経営を直撃してしまうことこそがNECの苦境を物語っている。
「想定以上に既存事業の落ち込みが大きかった」。NECの新野隆社長は1月、中期経営計画の発表時に、実現のめどが立たず、撤回を余儀なくされた前中計についてこう語った。
新野社長の言う“既存事業”とは、NECの祖業である通信(テレコムキャリア)事業だ。
近年、NTTなど上顧客の設備投資ニーズが低調で、海外でも価格競争が激しい。2017年度の通信事業の営業利益率は0.4%にとどまった。
実は、この通信事業の落ち込みが経営を直撃してしまうことこそがNECの苦境を物語っている。