ビッグデータ分析ソフトウエアなどを手掛ける米パランティア・テクノロジーズが上場を検討している。複数の関係者が明らかにした。シリコンバレーでも特に謎の多い企業として知られる同社の新規株式公開(IPO)が実現すれば、ここ数年で有数の規模となる見通しだ。関係者によると、パランティアは早ければ2019年下半期の上場に向け、クレディ・スイスやモルガン・スタンレーと協議している。一部のバンカーは、上場時期などによっては、評価額が最大410億ドル(4兆6000億円)に上る可能性があると伝えた。これは直近の資金調達ラウンドでの評価額の2倍に相当する。計画はまだ流動的で、公開価格をこれより低い金額に設定したり、上場そのものを見送る可能性も残っているという。
上場相次ぐシリコンバレー、謎の「古株」IT企業も検討
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