ドナルド・トランプ米大統領は31日、米国を目指して北上する中米の移民集団「キャラバン」を阻止するため、メキシコとの国境沿いに最大1万5000人の米兵を派遣する構えだと明らかにした。当初5200人規模としていたが、これを大きく引き上げる。大統領は記者団に対し「彼らが我が国に入って来ることはない」と語った。これに先立ち、ジム・マティス国防長官も米兵派遣を擁護。中間選挙を控えた政治的な動機から軍を派遣しているとの批判に対し、「パフォーマンスのような行為を行わない」として退けた。米兵派遣の計画発表後、長官が発言するのは初めて。トランプ大統領は、中間選挙が目前に迫る中、移民・国境問題を優先課題に掲げており、米兵派遣は国境沿いの州も含め、激戦州の形勢を変える可能性がある。
メキシコ国境へ米兵「最大1.5万人」 トランプ氏が表明
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