日本ワインは人気が出て久しいが…
日本ワインは人気が出て久しいが…(写真はイメージです) Photo:PIXTA

本日11月15日はボジョレーヌーヴォーの解禁日。ボジョレーヌーヴォーが日本国内で年々数を減らす一方で、逆に日本のワイン新酒のイベントは年々盛り上がりを見せるなど、日本ワインはすっかりブームとなっている。折しも10月末には日本ワインの表示ルールも改定されたばかり。日本ワインの現状と問題点を解説する。(ジャーナリスト 芳賀 真)

ブームの「日本ワイン」
10月末から「新ルール」が適用

 ポリフェノール効果や低価格ワインの台頭など、何度かのワインブームを経て、ワインはすっかり日常生活に定着した。市場が広がりを見せる中、じわじわと人気を集めているのが「日本ワイン」だ。この秋もさまざまなイベントが開催されている。

 11月3日は山梨産新酒の解禁日。山梨県ワイン酒造組合は日比谷公園で、今年31回目となるイベント「山梨ヌーボーまつり」を開催した。初年度は1500人程度だったという来場者も、今回は公式で4500人、実際は8000人以上が来場。開場前から長い列ができ、公園では新酒を楽しむ人たちでにぎわった。

 また、この秋には国産ぶどう100%で造られた日本ワインの認知拡大を目指す「日本ワインを愛する会」が「日本のワインを愛する会」として再始動した。会長は俳優の辰巳卓郎氏。「日本ワインを愛する会」では副会長を務めたが、「日本のワインを愛する会」では会長となり、愛好家に向けた活動を強化する。

 日本ワインはボリュームではまだまだボジョレーには敵わないが、“話題性”という点においてはボジョレーを席巻している。

 さて、このような日本ワインだが、10月末に“歴史的”ともいえる大きな転換点を迎えたことをご存じであろうか。

 実は今年10月30日より、「日本ワイン」の新ルールが適用となったのだ。正式名は「果実酒等の製法品質表示基準(国税庁告示)」で、国が初めて定めたワインのラベル表示ルールである。