――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***   こよなく愛するスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」に消費者がもう高い金額を払わなくなったとすれば、コスト上昇分を価格に転嫁することができる企業など他にあるだろうか。  アップルの新型iPhoneの需要は予想を下回り、サプライヤーへの注文が削減された。スマホ市場の成熟化や競争激化が理由に挙げられているが、中でも重要なのは価格だ。新型iPhoneは749〜1000ドル。2016年には649〜769ドルだった。