――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***   前回の自動車産業の低迷期には米フォード・モーターが善戦したが、次回はゼネラル・モーターズ(GM)が勝ち組になりそうだ。残念なことに、投資家はGMの先見の明に追いついていないようだ。  GMは26日、15%の人員削減などを通じて、向こう3年間で60億ドル(約6800億円)を節減する計画を発表した。この意表を突いた計画に、メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)の積極果敢な経営スタイルがあらためて鮮明になった。