12月6〜7日に開催される石油輸出国機構(OPEC)内外の主要産油国の会合では、イランなどがサウジアラビアに減産の痛みを最大限負うよう迫る見通しだ。このため足元で急落している原油相場の押し上げを狙った取り組みが損なわれる恐れがある。  OPEC関係者の間では、米国の圧力に屈して、市場に大量の原油を供給したのはサウジであり、サウジが減産によるマイナスの影響を背負うべきだとの声が上がっている。