米連邦検察当局は4日に裁判所に提出した文書で、連邦捜査局(FBI)に虚偽供述をした罪で昨年12月に有罪答弁を行ったマイク・フリン元大統領補佐官(国家安全保障担当)について、禁錮なしの寛大な量刑が妥当だとの見解を示した。2016年米大統領選へのロシア介入疑惑を巡るロバート・モラー特別検察官の捜査などに大いに協力していることを理由に挙げた。特別検察官事務所はこの文書で、「被告が大いに協力していることなどを考えると、量刑ガイドラインの範囲内で最も軽い刑、すなわち刑期を科さない刑などが妥当だ」と述べた。検察当局によると、フリン被告は捜査官による聴取に19回応じたほか、文書も提出した。同氏は特別検察官の捜査とは別の犯罪捜査に関しても司法省に協力している。4日の文書ではその詳細が黒塗りされていた。
モラー米特別検察官、フリン氏の禁錮刑求めず
元大統領補佐官のロシア疑惑捜査などの協力を評価
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