米アルファベット傘下のグーグルは17日、ニューヨーク市での大規模な拠点拡充計画を発表した。今後、民間企業で同市有数のテナントになり、多数の雇用を生み出す見通しだ。グーグルは同日付のブログで、マンハッタン・ウェストビレッジ近郊のワシントンストリート550番地に賃借する大型オフィスビルを中心に、170万平方フィートの「ハドソンスクエア・キャンパス」を整備する構想を発表した。近隣のハドソンストリート315番と345番のビルを含めた新キャンパスの整備に10億ドル(約1130億円)を投じる計画という。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先月、グーグルがワシントンストリート550番地の賃借を交渉中で、ニューヨーク拠点の拡張を予定していると報じていた。その数日後、グーグルのルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は、向こう10年でニューヨークの人員規模を1万4000人超に倍増させる計画を明らかにした。