ナイキは波乱の1年を好調のうちに終えようとしている。春には職場で不適切行為があったとの騒動に見舞われ、幹部11人が辞職した。注目を浴びたコリン・キャパニック氏の広告キャンペーンで挽回し、業績改善もあって9月半ばには株価が過去最高値を記録した。しかしそれ以来、同社株は約21%下落した。北米事業を立て直し、アディダスおよびルルレモンとの競争に耐えられるかどうかが懸念されたためだ。20日に発表された9-11月期(第2四半期)決算は幾分の助けになった。1株利益は前年同期比13%増の0.52ドル、売上高は10%増の93億7000万ドルと、予想を上回った。こうした数値は、9%の増収を計上した北米をはじめとする主要分野全てでの成長を反映している。
ナイキ復活、波乱の1年に有終の美
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