シリアとアフガニスタンでの駐留米軍の大幅削減とジム・マティス米国防長官の辞任という突然のニュースで、米国の同盟国のみならず、敵対する国にも不安が広がっている。米国の国防体制と外交政策が不安定な局面に入ることへの警戒が改めて強まった。  マティス氏は約2年前のドナルド・トランプ米大統領就任以降から、政権の有力閣僚の1人であり、同盟国の間では、政権を安定させる要だと広く考えられていた。