ニューヨーク市の象徴ともいえる超高層ビル「クライスラービルディング」が売りに出された。  クライスラービルのオーナーはアラブ首長国連邦(UAE)アブダビの政府系ファンドと地元の不動産開発会社ティッシュマン・スパイヤーで、両者はビルの販売をCBREグループに委託した。CBREのニューヨーク市資本市場グループを率いるダーシー・ステーコム氏が明らかにした。  近年は米国内外の投資家が、シカゴのウィリスタワーやニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルなど知名度の高い物件に巨額の資金を投じている。