山口組の分裂組織が
ハロウィーンに参加する可能性は?

 なんとも歯切れの悪い回答だが、それはこの関係者も自覚しているのか、次のように続けた。

日が暮れるまで参加者は途絶えることがなかった

「本音としては、児童には、『行くな』と指導したい。しかしその人たち(山口組)がその(反社会的勢力である)団体として行っている行為ではなく、一地域住民として長く行っていることでもある。それを学校の立場で否定することで、いろいろ課題も出てくる」

 さらに歯切れの悪い回答だが、本音はこれに尽きる。

「教職員が、児童に『行くな』と指導して、何かコトが起きるかもしれない。児童や保護者を守るのはもちろんだが、教職員も守らなければならない」

 つまりは「行くな」と指導した教職員が“反社”から攻撃のターゲットとされるのを避けたいということだ。

 この「ハロウィーンの菓子配り」を、山口組と袂を分かった「神戸山口組」や「任侠山口組」も行うのではとの声が毎年、どこからともなく出てくる。双方に近い筋によると、「現状では考えていない」としたうえで、こうつけ加えた。

「ああいうもの(ハロウィーン)を今、行うことが、一般の方にご迷惑をお掛けすることになる。それは本意ではない」

 世間ではヤクザと呼ばれ、極道とも任侠ともいわれる世界に身を置く者たちは、世間に強いインパクトを与え、リアクションを得たいというメンタリティーを持つ。たとえ賛同の声ではなく、拒絶であってもいい――とにかく、何か強烈な印象を与えたいと望むのだ。

 同時に、対立する組織には、圧倒的な力量の差を見せつけて勝たなければならないと考え、行動するところがある。