ソニーも8Kテレビに参入!
日本メーカーとしては2社目

 ソニーはラスベガスで開催中のCES 2019で、BRAVIA MASTER Seriesとして8K液晶テレビの「Z9G」、そして4K有機ELの「A9G」を発表。8K液晶テレビの発売は、シャープに次ぐ日本メーカー2社目の参入となる。

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プレスカンファレンスで発表されたソニーの8K液晶テレビの「Z9G」

 ソニー初の8K液晶をして98/85型で登場する「Z9G」シリーズの特徴は、まず「Backlight Master Drive」の搭載だ。米国では春以降順次発売予定で価格は未定。

 「Z9G」シリーズに搭載されるバックライト技術「Backlight Master Drive」の名前はソニー好きなら聞き覚えがあるかもしれないが、2016年にソニーが4K液晶の超高輝パネルで初めて披露し、コンシューマー向けモデルの最上位に採用したソニー独自のバックライト方式だが、2018年には採用機種がなく途絶えていた技術だ。

 「Z9G」で改めて採用された理由は、8Kパネルは液晶開口率が低いなかで、2017年に高輝度4K液晶として注目を集めた「Z9D」と同等以上の輝度を確保しているため。実際に会場で「Z9G」を視聴すると高解像度だけでなくHDRの眩しさも十分再現していた。

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8K液晶「Z9G」は最小サイズでも85型から展開
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98型モデルは業務用機器のような自立スタンドデザイン

4Kや2Kの映像も8Kにアップコンバートする技術

 高画質映像プロセッサーは同社の8K対応映像プロセッサー「X1 Ultimate」に、8K超解像アルゴリズム用の専用データベースを新たに搭載。4Kのみならず2K映像も含めて、あらゆるコンテンツを8Kにアップコンバートする「8K X-Reality PRO」としてソニー独自の高画質技術が発揮されるモデルとなる。

 なお、98/85型の超大型液晶ということで視野角を心配する人もいるかもれないが、ソニーが2018年の4K液晶から導入した「X-Wide Angle」という技術により、視野角も十分確保している。

 そして、もうひとつのユニークなポイントが画面の上下に4つのスピーカーを搭載した「Acoustic Multi-Audio」の採用だ。画面上下のスピーカーを搭載する理由は、上下から音を出す事で画面のなかに音を定位させる事ができること。実際にサウンドデモを体験してみると、従来テレビの下から聞こえていたセリフが画面内に引き上げられた。なお、サウンドはアップデートで立体音響の「Dolby Atmos」にも対応する。

 8K映像については8Kチューナーは搭載していないが、HDMI 2.1対応の仕様のため8K入力にも対応可能だ。

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画面下部だけでなく本体上部にもスピーカーを内蔵

完全直立になった
デザインも新しい4K有機ELテレビ

 ソニーはCES 2019において、4K有機ELテレビの最上位シリーズ「A9G」も披露した。画面サイズは77型/65型/55型の3サイズで、会場内には77型/65型を展示。米国で春以降に順次発売する。価格は未定。

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ソニーの4K有機ELテレビの最新「A9G」シリーズ

 ソニーの有機ELの特徴としてまずお伝えしたいのが、4K有機ELテレビの初代モデルとして登場した「A1」以来採用されていた、奥に傾斜した一枚の板のようなデザインが廃止され、直立スタイルとなったことだ。公式の説明は壁掛け時の薄さを重視した変更とも読めるが、日本のユーザー的には上向きで画面に照明が映り込むデメリットも解消されているのがうれしいところ。

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良い意味でスタンダードなデザインに変更された

 高画質映像プロセッサーには「X1 Ultimate」を搭載。有機ELは従来通り外部調達のものになるが、2019年仕様のパネルとなり輝度スペックもやや引き上げられている。ソニー独自の「Pixel Contrast Booster」も搭載した。

画面全体が振動して音を出すサウンドシステム

 サウンドについては有機ELパネルの画面自体が振動して音を出すことで映像と音の一体感を高める「Acoustic Surface Audio+」を引き続き採用。画面を振動させるアクチュエーターは新規設計とする一方で、2018年モデルの3ヵ所から2ヵ所駆動する方式へと変更された。サウンドはアップデートで立体音響の「Dolby Atmos」にも対応する。

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サウンドは画面自体が振動する「Acoustic Surface Audio+」

 8K液晶の「Z9G」、そして4K有機EL「A9G」に共通する特徴として、画質モードではNetflixと共同開発した「Netflix画質モード」のほか、新たに「IMAX Enhanced」にも対応。「Netflix画質モード」の実装の方式はNetflixに映像パラメーターまで開示して独立モードになるのに対して、「IMAX Enhanced」はソニーが標準で提供するカスタムの映像モードが「IMAX Enhanced」の推奨する条件を満たしているという認証プログラムに近いかたちとなる。

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2019年モデルから「IMAX Enhanced」に対応
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「Netflix画質モード」も引き続き用意

 UI周りは従来どおりでGoogleアシスタント built-in。ただ、CES 2019のデモンストレーションは画質のみに限られていた。アップルのAirPlay 2とHomeKitにもアップデートで対応を予定している。

 ソニー待望の8K液晶の「Z9G」、そして完成度を高めた4K有機EL「A9G」。特にソニーの8Kは8K放送が既にスタートしている日本での展開も気になるモデルだ。