【ワシントン】米海軍は北極圏での活動強化を図ろうとしている。気候変動の影響で開水域が広がっているためで、米国はロシアや中国と北極圏での影響力を競い合っている。  リチャード・スペンサー海軍長官は先週、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、海軍の軍艦一隻が今後数カ月の間に「航行の自由作戦」として北極海域を航行すると述べた。米海軍が北極圏で同作戦を実施するのは初めてだ。  海軍はまた、アラスカ州アダック島への配備も計画している。