10年逆算シートの作り方

 「10年逆算シート」で、これからの10年間の見通しを立てていきましょう。

10年逆算シートの記入例

 

 「10年以内に実現したいこと」について、「いつやるのか?」を具体的に考えていきましょう。

 10年逆算シートの縦の項目も、自分にとって重要なテーマを設定します。ライフ逆算シートと全く同じにしてもいいですし、変更することもできます。

 人生全体という長い時間で重要なことと、10年間限定で考えた場合の重要なことが違う可能性があるからです。

 計画を立てる前に、最初に自分の年齢を「年」の下に記入してください。

 当たり前ですが、10年後は今よりも10歳歳をとっています。

 頭ではわかっていることでも、実際に年齢を記入してそれを眺めることで、よりリアルに感じることができるはずです。

 さらに家族の年齢もメモ欄などを使って記入してみましょう。

 ここまで準備ができたら、一番上の10年後の欄を具体的に記入します。

 具体的にというのは、自分だけがわかる表現ではなく、他の人にも理解してもらえるレベルで表現することでしす。

 10年後の様子が映像として想像できるように、文章で表現してみましょう。

 そのため、10年後の欄は広いスペースをとっておきます。

 10年後が待ち遠しくなるような、ワクワクするイメージになっているでしょか。

 「今のままだとこうなりそう」という、現実的な未来になっていませんか?

 その未来に、あなたはワクワクしますか?

 こんなところで遠慮する必要なんてありません。

 ワクワクしない無難な未来が実現しても、楽しくなんてありませんよね。

 あとは、10年後から逆算して必要なことを年ごとに書いていきます。

コボリジュンコ
「逆算手帳」考案者、GYAKUSAN株式会社CEO
大学卒業後、システムエンジニアとして8年勤務。その後、フリーランスを経て2004年にウェブサイト制作会社を設立。
会社設立前後の多忙すぎる日々に耐えきれず、わらにもすがる思いで手帳を使い始めたところ、その効果を実感し衝撃を受ける。
手帳でスケジュールやタスク管理をする一方、ワークスタイルやライフスタイルを見直して、理想の生き方・働き方を模索するようになった。著書『1年後の毎日が変わる!あなたの夢を叶える「100年日記」』の出版記念セミナーで、多くの人が5年後の自分をイメージできないこと、逆算で考えられないことに愕然とし、逆算思考を体系化できないかと考えはじめる。
試行錯誤の結果たどり着いたのが「逆算手帳」で、2016年に商品化。Amazonで販売したところ、クチコミでたちまち完売。
おもな著書に『願いをかなえる!逆算手帳術』(監修・宝島社 2018年)、『1年後の毎日が変わる!あなたの夢を叶える「100年日記」』(大和出版 2015年)がある。