株式市場の平穏を楽しんでいた投資家が、新たなボラティリティー(変動性)の種に直面しようとしている。それは、今週始まった工業・ハイテク部門の企業決算の発表だ。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、18日までの2週間は、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均の1日の変動率(2週間の平均)が9月以来の最小だった。S&P500種指数もダウ平均も1日当たりの変動率が平均0.6%となった。2018年10-12月期(第4四半期)の激しい変動から一変した形だ。11月と12月には両指数とも1日平均1.2%変動していた。22日には世界経済の成長減速を巡る懸念が再燃し、S&P500種指数は1.4%安、ダウ平均は1.2%安となった。
米株を待つ次の試練:ハイテク・工業系企業の決算
インテル、IBM、フォードなどの四半期決算が市場の平穏を揺さぶることも
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