社長の報酬
社長の報酬はどのように決めればいいのでしょうか? Photo:PIXTA

「順番」さえ守れば、
社長は給料を好きなだけもらえばいい

小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶
小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 会社の取締役や監査役といった役員が受け取る役員報酬に対する関心が高まり、上場会社では決定プロセスの透明化を求める動きが強まっています。社外役員を中心とした報酬委員会などを設置する会社も増えています。

 一方、中小企業のオーナー社長の場合、もちろん業績による制約はありますが、自分で自由に決めることができます。彼らは経営に失敗すると、担保として差し出している家屋敷も財産もすべて失うという大きなリスクを背負っているので、順番を守りさえすれば、社長の報酬は「好きなだけもらえばいい」と、私は考えています。

 順番とは、

(1)高収益体質の会社を作る
(2)社員には同じ地域の同業他社より1割高い給料を支払う
(3)幹部社員には最低でも1000万円の報酬を支払う
(4)社長の役員報酬を決める

 ということです。

 高収益企業の条件は「付加価値の2割の営業利益」を出していること。付加価値とは売り上げから仕入れなどを引いた自社で作り出した価値のことで、差別化された商品・サービスを提供し、従業員に行動の徹底などができていなければ、高収益企業にはなれません。