グーグルの支出ライセンスには有効期限があるようだ。グーグルの親会社アルファベットが4日午後に発表した2018年10-12月期(第4四半期)決算は、おおむね力強い内容だった。売上高は前年同期比22%増の393億ドルと、市場予想を上回った。けん引したのは、またも20%伸びた巨大な広告事業だ。同事業は今や年間1160億ドルを超える売上高を生んでいる。「グーグル・クラウド」プラットフォームやデバイス事業といった比較的小さいベンチャー事業も好調だ。クラウドおよびデバイス事業を含むグーグル「その他」部門の10-12月期売上高は65億ドル弱と、38%増加した。しかし、よくあることだが、グーグルの支出は時々、その収益を目立たなくさせる。その研究・開発(R&D)費は前年同期から40%増加し、過去最大の60億ドルに達した。設備投資額は64%増の71億ドルと、やはり過去最大だった。後者はマイクロソフトのほぼ2倍だ。こうした支出急増に圧迫されたアルファベットの営業利益とフリーキャッシュフローは市場予想をわずかに下回り、同社株は時間外取引で下落した。