1位以下、都道府県ランキング9位まで変動なし。上位は「行きたい土地」と「住みたい土地」が混在し、納得のランキングが続く。

 では下位を見てみよう。北関東+埼玉県は今年も振るわず。一昨年の45位から昨年41位に順位を上げた群馬県は42位、同じく46位から43位へと順位を上げた栃木県も順位を一つ落とし44位、埼玉県と入れ替わる結果に。

 そして最下位は今年も茨城県。各種ランキングも悲惨だ。認知度は26位から30位へと下落し、居住意欲度は44位、観光意欲度は点数を下げての47位のまま。情報接触度は27位から37位へと転落している。茨城県はPRツールとして12年に開設したインターネット動画サイト「いばキラTV」が、都道府県が運営する動画サイトとしては、動画掲載本数、総再生回数、チャンネル登録数共に日本一であると胸を張るが、「動画やアニメ、SNSによるPRは対象が限定的で、地域ブランド向上には効果がない。特に自虐的なPRは逆効果」とブランド総合研究所の田中章雄社長はバッサリ。

 茨城県は抜本的なブランド戦略の変更を余儀なくされている。

リピーター驚異の8割
「宗産官学」連携の挑戦