顔を黒塗りにした大学生の写真は35年前の卒業アルバムの中だけにとどまらない。全米各地の大学当局者が出版物の中にそうした人種差別的な扮装(ふんそう)を発見するケースが増えており、問題は出版物だけに限らない。マサチューセッツ州のタフツ大学に通うある女子学生は1月、インスタグラムに自身の顔を黒塗りにした写真を投稿。現在この件で調査が行われている。また1月には、オクラホマ大学の女子学生2人も公式な謝罪文を出して退学した。ネットに投稿された動画で、このうちの1人が顔を黒塗りにして人種差別的な言葉を使ったためだ。もう1人の学生はこれを撮影していた。カリフォルニア州立工科大学は昨年、人種差別的な2組の写真がネットで公開されたことを受け、男子学生・女子学生それぞれの社交クラブの活動を停止した。このうち1組の写真では男子社交クラブの会員が顔を黒塗りにしていた。
人種差別的な黒塗りメーク、米大学から今も消えず
問題発覚は卒業アルバムだけに限らない
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