米配車サービス大手リフトが3月末頃をめどにナスダック市場への上場を計画している。事情に詳しい関係者らが明らかにした。注目を集める同社の新規株式公開(IPO)計画の全貌が明らかになりつつある。リフトはIPOに向け、昨年末に準備書類を米証券取引委員会(SEC)に提出。来週にも上場申請について発表を行う見通しだと関係者らは述べている。また3月半ばにはロードショー(投資家向け説明会)を実施し、月末にかけて公募価格を決定するという。注目度の高いテクノロジー系企業の上場を巡り、ニューヨーク証券取引所(NYSE)と争っているナスダックにとって、リフトの判断は大きな勝利を意味する。2018年には音楽配信サービス大手スポティファイ、2017年には「スナップチャット」を運営する米スナップがNYSEに上場していた。