ベネズエラの野党勢力指導者らが国際社会に対し、ニコラス・マドゥロ大統領率いる政権に対抗するため軍事介入を検討するよう求めた。野党連合のフリオ・ボルヘス議員は24日、コロンビアの首都ボゴタで25日に開かれる会合で、マドゥロ氏への対抗措置を強化する案を示すとした。会合には、米国など50カ国以上の政府からベネズエラ大統領として承認されている野党指導者のフアン・グアイド国会議長をはじめ、マイク・ペンス米副大統領や周辺国の代表が出席する。ボルヘス氏は「外交的圧力を高めることや、ニコラス・マドゥロの独裁体制に抵抗するため武力の行使を求める予定だ」とした。ベネズエラでは23日、野党支持者らがコロンビアとブラジルから支援物資を搬入しようと試みたが、政府やマドゥロ政権を支持する勢力と国境付近で衝突し、死傷者が出た。