それから時を経て、2018年9月。ついにDiDiは、大阪府でタクシー配車サービスを開始する。巨大外資企業の上陸で、本格的な戦いの火ぶたが切られた。

 今、タクシー配車アプリ市場が熱い。

 18年は、DiDiの日本上陸だけではなく、ライドシェア企業の米Uber(ウーバー)やIT企業のディー・エヌ・エー(DeNA)などが、相次ぎ参入した“配車アプリ元年”。東京や大阪など競うように地域を拡大しており、先行する最大手のJapan Taxi(ジャパンタクシー)を巻き込みながら、激戦を繰り広げている。