中国のスマートフォン大手、小米科技(シャオミ)は中国生え抜きの勝者に数えられる。ただ、今後は国外での成長に一段と依存するようになりそうだ。シャオミが19日発表した2018年10-12月期決算は、売上高が前年同期比27%増と、アナリスト予想を若干下回った。ただ調査会社IDCによれば、同四半期の世界スマホ出荷台数は前年同期比5%減少しており、それほど悪い業績ではないようだ。シャオミはインドやインドネシアなど、新端末の売れ行きがまだ好調な国での存在感の強さに乗じて増収を果たした。シャオミは昨年のインドの出荷台数が60%増加するなど、インドのスマホ市場で首位に立っている。対照的に、IDCによると中国での出荷台数は6%減少した。中国スマホ市場は既に2年連続で縮小しており、今後も厳しい環境が続く可能性が高い。工業情報化省傘下の中国情報通信研究院によれば、今年1〜2月のスマホ出荷台数は前年同期比14%減少した。
シャオミ、中国国外で利益生み出せ
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