【ワシントン】トランプ米大統領は21日、大学などが言論の自由を守らない場合、連邦政府からの補助金を停止する大統領令に署名した。保守派が長年にわたり求めてきたことだが、反対に言論の自由が無くなる可能性があるとの懸念が広がっている。  大統領令では、連邦政府機関から補助金を受け取っている大学に対し、言論の自由を定めた米憲法修正第1条を順守すること、私立の場合は表現の自由に関する自らのルールを守ることを義務付けている。  ホワイトハウスで行われた署名式でトランプ氏は、「演説に関する規制や安全な場所の確保、事前警告を通じ、大学は自由な考えを制限しようとしてきた」と指摘。