中国の電子商取引最大手アリババグループ傘下のマ蟻金融服務集団(アント・フィナンシャル・サービシズ・グループ)の子会社が運用する世界最大の短期金融資産投資信託(MMF)は、昨年1年間で新たに1億1400万人の投資家を呼び込んだ。  アントの資産運用部門は27日、2018年に自社のモバイル決済ネットワーク「アリペイ(支付宝)」の利用者5億8800万人が同社の旗艦ファンド「天弘余額宝」に投資したことを明らかにした。中国の総人口の3分の1余りが同ファンドに投資していることになる。  余額宝は、昨年末時点の運用総額が1兆1300億元(約18兆6000億円)。