米労働者に対する薬物検査で、マリフアナ(大麻)の陽性結果が出るケースが増加傾向にあることが最新のデータで明らかになった。背景には、米国内で大麻合法化の動きが広がっていることがある。米国では10州以上で娯楽用大麻が解禁されており、ニュージャージー、イリノイ各州の議会も合法化に向けて取り組んでいる。  薬物検査大手クエスト・ダイアグノスティクスが、1000万件の尿、唾液、髪の毛のサンプルを分析した。それによると、大麻の陽性反応は昨年、前年比10%増の2.3%となった。またサンプルの4.4%で、大麻、処方箋が必要な鎮痛薬など合法・違法双方の規制薬物の陽性反応が出た。