【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)に対し攻撃的な姿勢を示していることについて、元FRB当局者や各国の中銀関係者は、こうした言動が徐々にFRBの機能を弱め、世界経済での役割を低下させる可能性があると指摘している。  週末に米ワシントンで行われた国際通貨基金(IMF)会合の出席者を含め、FRBの政治的独立性について懸念する声が相次いで上がっている。トランプ大統領はここにきて再びFRB批判を展開し、やはりFRBに批判的な自身の支持者2人をFRB理事に指名しようとしている。