電気自動車(EV)メーカーの米テスラは異変が続いている。それらは、自らの野望に足を取られている様子を映し出している。テスラは先週、3万5000ドル(約390万円)のEVセダン「モデル3」廉価版のオンライン販売を中止した。発売開始を宣言したのはわずか6週間前で、全車種の販売をオンラインに移行する方針を掲げたばかりだった。こうした方針の急転換は、テスラが大衆車メーカーとしての目標達成に苦しんでいることを示すさらなる兆候だ。日経はこれに先立ち、テスラと同社に電池を供給しているパナソニックが、ネバダ州リノのテスラ電池工場への投資計画を凍結すると報じた。テスラの広報担当者は報道に反論し、電池需要は引き続き供給を上回っていると述べた。
異変続きのテスラ、資産から負債に変わる「野望」
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