――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  電気自動車(EV)メーカーの米テスラは異変が続いている。それらは、自らの野望に足を取られている様子を映し出している。  テスラは先週、3万5000ドル(約390万円)のEVセダン「モデル3」廉価版のオンライン販売を中止した。発売開始を宣言したのはわずか6週間前で、全車種の販売をオンラインに移行する方針を掲げたばかりだった。  こうした方針の急転換は、テスラが大衆車メーカーとしての目標達成に苦しんでいることを示すさらなる兆候だ。