• 集客の新機軸• 集客の新機軸ヒューストン郊外にある米ドラッグストアチェーン大手CVSヘルス(CVS)の店舗では、ある朝6人の高齢女性がチェアヨガを終えた。別の女性は、高血圧の検査および治療のために店舗内にある「ミニッツクリニック」を訪れると言う。診療所ではなくなぜCVSの店舗なのだろうか。安価な費用、短い待ち時間、フォローアップの電話などが理由として挙げられたが、実際はCVSが実験中の新店舗「ヘルスハブ」のサービス案内担当者である、ジェシー・ゴンザレス氏の存在がその理由だ。この「ヘルスハブ」と呼ばれる実験店は、CVSがヘルスケアの新たな入り口になるという計画がどのようなものか、ヒントを与えてくれる。同社のラリー・マーロ最高経営責任者(CEO)は、「われわれは医療を、より地域密着で単純にでき、一段と低いコストで人々に最高の結果を提供できる。現在データを集めており、数カ月後には今後の道筋を描けるだろう」と本誌に語った。6月の投資家説明会で、ヘルスハブの拡張計画が説明されると予想できる。
【バロンズ】ヘルスケアの救世主めざすCVS
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