米中は貿易協定交渉の着地点を探る中、新たな会合の仮日程を設定した。交渉団は5月下旬か6月上旬に署名式にこぎ着けたい考えだ。協議に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、暫定日程では米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー代表が4月29日の週に北京を訪問し、5月6日の週には中国の劉鶴副首相(経済担当)がワシントンを訪問する予定となっている。協議は継続中だが、米中はこれまでに設定した期限内に協定をまとめられていない。関係者によると、双方の高官が合意に達することができた場合、両国関係者はその後数週間で、協定の文言など詳細を詰め、早ければ米祝日にあたる5月27日のメモリアルデーにも両首脳が署名式に臨む段取りを描いているもようだ。