メッセージアプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが23日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、売上高が3億2000万ドル(約360億円)に対し、最終損益は3億1000万ドルの赤字となった。だが、株式市場の反応からは決算の内容は分からないだろう。スナップ株はその日値上がり。筆者の同僚であるクリストファー・ミムズ(WSJハイテク担当コラムニスト)はツイッターでこうつぶやいた。「これだけ多くの企業が赤字を計上しながら、全く当たり前のように誰もが振る舞っているような時代が、これまであっただろうか?」こうした疑問は、毎日のように問いかけることができるかもしれない。ライドシェア最大手ウーバーテクノロジーズは26日、新規株式公開(IPO)の申請書類で、1-3月期は少なくとも10億ドルの赤字だと明らかにした。ビジネス用チャット大手の米スラック・テクノロジーズもIPOの申請書で、昨年度は1億4000万ドルの赤字だったとしている。
リフトやスナップ、投資家はなぜ大赤字を気にしないのか
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